【フルハウスで英語学習】今はなきリップシング。パイオニアはプレスリー?

唇 フルハウス

このブログではオリジナルとなる英文と、吹替、字幕を比較し、楽しく英語学習することを目的としています。
詳細についてはこちらの記事をご覧ください。

今回取り扱うのは80年代のシットコム「フルハウス」のシーズン1第3話「うれしおそろし幼稚園」。
「フルハウス」についてよく知らないという方は、こちらの記事であらすじと登場人物の確認を!

Script

互いの夢の原点について語り合うジョーイとジェシー。
ジェシーが歌手を志したのは6歳の頃、テレビに映っているプレスリーをみた時からでした。
興奮したジェシーはその時のプレスリーを真似て歌い、そしてこう言います。

Jess:

I’m doing this lip thing, you know which is new.

Translation

では先程のScriptを直訳、吹替、字幕でそれぞれどうなっているのか比較してみましょう。

可読性を考慮し、直訳は青色マーカー、吹替は黄色マーカー、字幕は赤色マーカーで色をつけています。

ジェシー:

I’m doing this lip thing, you know which is new.

直訳俺がやってるこの唇の動きと、お前はどっちが新しいか分かるか?
吹替それと口の動き。これで決まるってわけよ
字幕唇もポイント

Difference

原文ではジェシーの唇の動きが、他の何かと比べてどちらが新しいか知っているかどうかジョーイに聞いています。

吹替と字幕では、唇の動きの重要性を伝えるだけになっています。

では、原文でジェシーが自分の唇の動きと比べている何かとはなんなのでしょう。

これは、一時期流行した若い女性が写真を撮る際にする仕草のことをさしているそうです。

唇を窄めて前に突き出し、できるだけ色っぽく、可愛く見せようとする仕草だそうですが、「気持ち悪い」「ダサい」といった理由で廃れたんだとか。

フルハウス放送当時はまだ流行していた時期で、プレスリーがパイオニアでそれを真っ先に取り入れていた俺はすげぇんだぞ!と言いたかったのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました